緑茶の味をつくり出すプロフェッショナル、「茶師」の仕事
茶畑から緑茶が収穫されると、「蒸す」「揉む」「乾燥させる」などの工程を経て、「荒茶」ができあがります。このまだまだ未完成な状態の荒茶に仕上げ加工を施したものが、お店などで販売されている緑茶製品です。荒茶は、農園や種類、産地などが異なるさまざまな茶葉をブレンドして、一つの製品に仕上げることが多く、それぞれの茶葉の持ち味を引き出し、どう融合させるかで味が決まります。今回ご紹介する「茶師」は、この仕上げの段階を担う緑茶界のプロフェッショナル。卓越した味覚と感性で日々勝負する茶師とはどのような仕事なのか、ご紹介します。