紅茶だけじゃない!めくるめくミルクティーの世界
寒くなってくると、カラダをすっと温めてくれる飲み物が恋しくなりますよね。中でも、ミルクたっぷりのミルクティーは、カラダも心もほっこりとリラックスさせてくれます。そこで今回ご紹介するのは、実は紅茶以外でも緑茶をはじめ色んな茶葉でつくることができる、ミルクティーのお話。どんな組み合わせがあるのか、おいしいつくり方も合わせて、ミルクティーの魅力をお伝えします。何か気分が落ち着かない時にも、ミルクティーは幸せを運んできてくれますよ。
ミルクティーは粗悪な茶葉を生まれ変わらせるための秘策だった?
ミルクティーの誕生は、17世紀にオランダにある東インド会社の大使が、中国清の皇帝の晩餐会に招待された際に、茶にミルクを入れたのが最初といわれています。19世紀頃には、まだまだ高級品だった茶葉を少しでも節約して飲もうとかさ増しのためにミルクを入れたり、粗悪な茶葉の味をごまかすためにミルクを使うなど、ティータイムをなんとか楽しみたい市民の間でミルクティーが広まったともいわれています。ミルクティーというと英国王室御用達なイメージがありますが、実は、「ロイヤルミルクティー」という名前は、京都のティーハウスで生まれた和製英語で、王室に限らず、一般市民の間でも早くから飲まれていたようです。
※ミルクティーの誕生には、諸説あります。
ミルクティーにあう茶葉の選び方
ミルクティーをおいしく淹れるポイントは、ミルクに負けない
・味
・香り
・甘み
がある茶葉を選ぶこと。
例えば紅茶であれば、香りが豊かで味わいが濃く、自然の甘みがあるアッサム紅茶との相性がよいといわれています。
そこでおすすめなのが、
・緑茶
・ほうじ茶
・ウーロン茶
・ジャスミンティー
・ルイボスティー
緑茶は、紅茶と同じく種類が豊富なので、香りや甘みの強いものを選ぶとよりおいしくいただけます。
ミルクティーのおいしいつくり方
材料:
・好みの茶葉 ティーカップ2杯分(香りや甘みが薄いものは、2倍量)
・お湯 300㏄
・ミルク8ml(好みで増減可)
つくり方:
1. 急須やポットなどに茶葉を入れ、お湯を注ぎ蒸らす。
2. カップにアツアツの緑茶や紅茶を入れ、ミルクをそそぐ。
ミルクをたっぷり入れたい場合は、少し温めてから加えましょう。また、ミルクは臭みの少ない低温殺菌のものがおすすめです。
<まとめ>
いかがでしたか?今回はミルクティーをご紹介しましたが、茶葉とミルクの相性はスイーツの世界を見れば一目瞭然。抹茶や紅茶を使ったケーキやパフェ、ソフトクリームなど、いたるところで、茶葉とミルクのコラボをみかけますよね。ぜひみなさんも、スイーツを食べる感覚で、めくるめくミルクティーの世界をご堪能ください。普段は苦手に感じていた味も、ミルクの魔法できっとおいしく楽しめますよ。