水分補給に向いていない!?パフォーマンスを上げる!?スポーツとお茶の関係。
こんにちは。ちゃのです。暑い日が続いていますが、皆さんお元気ですか?TVでは連日FIFAワールドカップが放送されていますが、選手の皆さんは汗だくでとても大変そうです。ブラジルは南半球にあるため、6月は冬。それでも首都ブラジリアの平均最高気温は25.2度もあるのだとか。この気温で水分補給をせず激しい運動をすれば、すぐに脱水症状を起こしてしまうことでしょう。……というわけで、今回は「スポーツとお茶」についてお話ししていきます。
運動中は、ほとんどのお茶がNG。選ぶなら麦茶を。
多くのお茶には、カフェインが含まれています。ご存知の通りカフェインには利尿作用があるため、水分補給には向いていないのです(ビールも大いに問題あり。メカニズムは異なりますが、こちらも強い利尿作用があるので補給した以上の水分が排出されてしまいます)。効果的な水分補給を狙うなら、やはりスポーツドリンクを飲みましょう。
ただし、スポーツドリンクには糖質が多く含まれ、カロリーも決して低くはありません。敬遠したい方もいらっしゃるのではないでしょうか。もし、お茶で水分補給をしたい場合は、麦茶などカフェインが含まれていないものを選んでください。ただし、麦茶では塩分やミネラルを補給できません。塩を少しなめるなどしてから麦茶を飲むと効果的です。
運動前にお茶やコーヒーを飲めばパフォーマンスアップ!?
水分補給にとってはお邪魔なカフェインですが、実は運動時のパフォーマンスに好影響を与える一面を持っています。「大脳皮質に作用して精神機能・知覚機能を刺激する結果、眠気や疲労感を取り除いて思考力や集中力を増やす」「中枢神経に作用し、呼吸機能や運動機能を高める」というのが、その作用。
そのため、一流スポーツ選手の中にはコーヒーや緑茶を必ず飲んで試合にのぞむ方もいるのだとか。2004年までオリンピックの禁止薬物に指定されていたことからも、その効果が想像できます。ただし、カフェインは慣れるもの。ここ一番、という時のために日常的に過剰な摂取をするのはやめましょう。
今回のブログは、ハードな運動とお茶についてお話ししてきました。この情報を頭の片隅に置いて、TPOに合わせてお茶を楽しむようにしてください。
最後に雑学をひとつ披露すると、数十年前のブラジルのサッカー選手は試合中にコーヒーを飲んでいたのだとか。現代の常識では考えられない行為ですから、皆さん絶対にマネしないでくださいね。では、次回の更新でまたお会いしましょう。