新茶のおいしい淹れ方
今年もおいしい新茶の季節がやってきました。贈り物でいただくことも多い新茶。古くから新茶を飲めば「無病息災長寿めでたし」と言われ、縁起物としても珍重されてきました。新茶をより美味しくいただける淹れ方をご紹介します。
新茶とは?
お茶の樹は永年性の常緑樹で、年に3~4回葉を摘み採れます。ただし、気温の低い冬の間は休眠し、栄養分を蓄えながら冬を越します。3~4月頃から芽が伸び始め、新芽に成長していきます。この春先に摘み採ってつくったものを「新茶」、「一番茶」と呼び、そのときにしか味わえない若々しい爽やかな香りがあります。それ以降は摘み採った時期によって「二番茶」、「三番茶」と呼びます。
・新茶の甘み成分でリラックス
新茶は冬の間、長く栄養を蓄えた芽に「テアニン」というアミノ酸成分を多く含んでいます。このテアニンがお茶を甘く感じさせる成分です。このテアニンを摂取すると、人がリラックスしているときの脳波(α波)が増えることが知られています。
・新茶は縁起物
日本では、その年初めて収穫されたものは、生気にあふれ、口にしたものは新しい活力を得ることができ、長生きできると考えられており、縁起の良い食べ物の一つだと言われています。
新茶のおいしい淹れ方指南
新茶は香りを楽しむものです。少しぬるめの70~80度ほどのお湯で香りを抽出して、新茶の旨みと甘みを楽しみます。(少し熱めのお湯でさっと抽出すれば、爽やかな香りとともに程よい渋みもお楽しみいただけます。)
・ぬるめのお湯でゆったりと
急須に茶葉を大さじ1杯入れておきます。水道水を使う場合は、沸騰させてカルキを抜きましょう。沸騰したお湯を湯呑に入れて、1分ほど待って冷まし、湯呑のお湯を静かに急須に入れます。
・香りと旨みを抽出
急須に蓋をして30~60秒抽出します。急須を2~3回静かに回して、茶葉を開かせ、香りと旨みを引き出します。
・最後の一滴まで
湯呑にお茶を淹れるときは、急須を振って最後まで注ぎ切るようにします。急須にお湯を残さないようにすれば、二煎目も美味しく楽しむことができます。
まとめ
爽やかな香りの新茶を味わえるのはこの季節だけ。旨みも甘みも最大限に味わえる、美味しい新茶の淹れ方を覚えて、おいしくリラックスしてみてはいかがでしょうか。新茶は、和菓子だけでなく、洋菓子との相性も抜群なので、ぜひお試しください。今年も大井川茶園のおいしい新茶をお届けいたします。おいしく上質な新茶をお手頃な価格でお求めいただけます。通販では、全国の皆様にお楽しみいただけますので、ぜひ一度味わってみてください。