今の季節にぴったりな、お茶の「縁起物」をご紹介!
出産、結婚、引っ越しといったライフイベントは通年ですが、進級、進学、母の日、父の日といったイベントなど、今の時期は「贈り物」を考える機会が段々と増えてくる時期ではないでしょうか。
そんな時に良く聞くのが「縁起物」という言葉。
一般的に贈り物には「縁起物」が良い、と聞きますが、ではそもそも縁起物とは何なのでしょうか。
そこで今回は縁起物の言葉の由来から、お茶の「縁起物」についてもご紹介していきたいと思います。ギフト選びにお悩みの方は、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
縁起物とは
縁起物とは、簡単に言えば縁起が良い物のことを指します。
縁起という言葉は、元は仏教用語であり「すべての存在はさまざまな因縁によって在り得ている」という、仏教の基本思想を指す言葉です。
ですが仏教の隆盛と共に縁起が吉兆の兆しとしても捉えられていき、そこから「縁起」の良し悪しが信じられていくようになりました。「縁起が良い」「縁起が悪い」というのはそこから端を発します。
それを受け作られたのが「縁起物」であり、つまるところ縁起物とは「縁起が良く、吉兆を呼び寄せる物」なのです。
代表的な縁起物
まず縁起物で代表的なものと言えば、やはり「達磨(だるま)」ではないでしょうか。
達磨は、七転八起の故事を元に作られたものです。底を重くすることで押してもすぐに起き上がるように作られており、そこから商売繁盛や開運出世の縁起物として広く受け入れられるようになりました。
他にもさまざまな縁起物がありますが、物によって呼び寄せる吉兆に違いがあります。
縁起物を贈るということは「あなたにこのような吉兆が訪れますように」という気持ちを、言葉だけでなく物としても伝える手段なのです。
お茶の「縁起物」とは
さて、ではお茶にはどのような縁起物があるでしょうか。
実はお茶にもさまざまな縁起物があるのですが、今の季節であればやはり「新茶」ではないでしょうか。
「夏も近づく八十八夜」という歌い出しにもあるように、新芽の摘み取り時期は立春から数えて88日目頃とされています。この八十八は、末広がりの八が2つあることから、新茶はそれだけで「縁起がいい」とされてきました。末広がりは未来により開いていくイメージですから、そこから新茶は「無病息災」「長寿」などの縁起物として扱われることが多いです。
無病息災は老若男女問わず、広く願われることですから、新茶は特に贈りやすい縁起物と言えるでしょう。
また長寿の縁起物でもありますから、特にこのシーズンでしたら母の日や父の日のギフトとしてもご活用いただけるのではないでしょうか。
まとめ
ギフトにお悩みの方は、ぜひ贈る相手への祈りや気持ちを込めて「縁起物」を贈ってみるのはいかがでしょうか。大井川茶園では新茶のギフトはもちろん、季節や用途に合わせたさまざまなギフトをご用意しています。贈り物にお悩みの方は、ぜひ一度大井川茶園公式ネットショップをご覧ください。