その腰痛は寒さが原因かも!?注意したい「冷え腰痛」と予防策
「どうも最近、腰が痛い」という方、その原因は寒さにあるかもしれません。男性・女性を問わず、慢性的な腰痛に悩む方が多い現代のライフスタイル。特にデスクワークや座ったままの姿勢でいることが多い方は、腰痛の予防を心掛けたいところです。痛みの原因にはいろんな要素がありますが、寒い季節になると症状が出やすくなるのが「冷え腰痛」。その注意点と予防策をご紹介します。
日本人の8割が腰痛の経験あり
腰痛の原因はさまざまありますが、特に寒い時期に痛めやすいので気を付けたいところです。腰痛は多くの人が経験したことがあり、一説には日本人の8割が腰痛に悩んでいるとも言われます。あなたの周りにも、腰痛持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。
どうして腰痛になる人が多いの?
腰痛を訴える人が多い理由は、人間の体の中でも腰が特に負担のかかる部分だからです。人間の腰骨は「腰椎」とも言い、この腰椎は背骨とつながっています。背骨は首からお尻にかけて、まるで積み木を重ねたように骨が重なり合って形をつくっています。骨と骨の間にはクッション材の役割をする「椎間板」があり、背骨を自由に動かせることで、人間は高い身体能力を備えています。まさに腰は、人間の体にとって要とも言える部分ですが、それ故に人体で最も負担がかかる場所でもあります。それが腰痛に悩む人が多い理由であるとされています。
腰痛の原因が特定できない場合は・・・
現代の進歩した医療技術は、さまざまな腰痛への対処方法を確立しています。医療機関で受診すれば、腰痛の原因を突き止めて、専門的な治療や処置を受けられますが、原因がハッキリしないケースもままあるのが腰痛の難しいところ。MRIやレントゲンを撮っても、何が影響して腰痛を発症しているのか特定が難しい場合、原因の一つとして考えられるのが血行不良です。
血行不良はなぜ起こる?
血行不良にも原因はいろいろありますが、一般的に見られるのが、加齢や運動不足による筋力の衰えと、体が冷えて筋肉が固まってしまうことです。こうした筋肉に関係した原因の多くでは、体を温めることで改善が期待できます。
腰痛を和らげる効果的な方法
衰えや冷えによって筋肉に血液が循環しない場合、温めて動かすことで症状が和らぎます。お風呂で体をほぐすのも、カイロなどで防寒対策するのも非常に有効です。さらにおすすなのが、熱いお茶で体の中から温める方法。緑茶で体を温める際には、一度にたくさんの量を飲むよりも、ゆっくりと時間をかけて飲むのが効果的です。胃腸の働きを促し、体の中から調子を整えてくれます。淹れたてのお茶を用意できない場合は、常温で飲むと良いでしょう。冷やして飲むよりも、より大きな効果が得られます。
体を冷やす飲み物を避けて腰痛予防
温めるのとは反対に、体を冷やすような飲み物は、冷え腰痛の一因となるので、できるだけ避けましょう。さらに言えば、麦を使った飲み物も控えるのがおすすめ。と言うのも、麦に含まれる成分には、血管を収縮させる作用が認められているので、冷えや運動不足で血行が悪くなっている場合、より症状を悪化させるリスクがあるからです。特に、ビールやウイスキーなどには要注意です。
利尿作用にも優れた緑茶がおすすめ
体を温めるだけでなく、緑茶は利尿作用にも優れているので、デトックス効果も期待できます。冷えからくる腰痛に悩んでいる方にこそ、ぜひお茶を活用していただきたいと思います。熱いお茶でほっと一息入れて、体をいたわりましょう。