【日本の銘菓を探る】お茶と一緒に味わいたい茶菓子の名店~東京老舗編~


お茶請けの定番と言えば、茶菓子。和菓子はもちろん、洋菓子にも日本茶との相性がバツグンの銘菓が多くあります。そんな名店たちのお茶菓子を日本各地からピックアップしてご紹介。今回は、創業100年以上も珍しくない東京の老舗編です。お土産にも最適なちょっと贅沢な銘菓をラインナップしてみました。

お茶請けにおすすめの銘菓をピックアップ

和菓子はもちろん、洋菓子・焼き菓子しなど、多くの銘菓が名を連ねる東京。その中から、お茶請けにおすすめしたい老舗の銘菓をピックアップしてみました。

2つの味が楽しめる【羽二重団子 HABUTAE1891】

最初に紹介するのは、あの文豪も愛した羽二重団子。夏目漱石の「吾輩は猫である」、司馬遼太郎の「坂の上の雲」にも登場したと言われる名店です。「こしあん」と「生醤油のつけ焼き」の2つの味が選べ、お土産物としても人気の一品。

HABUTAE1891 羽二重団子 本店

〒116-0014 東京都荒川区東日暮里5-54-3

https://habutae.jp/

自慢の餡をカラフルにコーティング【萬年堂本店 石衣製 いろどり】 

創業400年の歴史を持つ和菓子店「萬年堂本店」。季節を反映したバリエーション豊富な和菓子をラインナップする中でも、土産物としても人気商品となっているのが「石衣製 いろどり」。自慢のあんこをカラフルな砂糖衣でコーティングし、見た目にも楽しい一品となっています。

銀座 萬年堂本店

〒104-0061 東京都中央区銀座7-13-21 銀座新六洲ビル

https://www.mannendou.co.jp/

芸能界に多数のファン【青野総本店 鶯もち】

北海道産小豆のこし餡を求肥で包み、これまた北海道産のきな粉をたっぷりとまぶした小ぶりサイズの和菓子「鶯もち」。もともとは、役者が楽屋を汚さずに食べられる菓子として考案され、特徴的な小ぶりサイズとなった和菓子です。今でも芸能関係の方々に愛用されている銘菓。

青野総本店

〒106-0032 東京都港区六本木3-15-21

https://www.azabu-aono.com/tunen/uguisu.html

上品な甘さが魅力【空也(くうや) もなか】

銀座にある老舗の菓子店。中でも、保存料、添加物を使用しない本格的な餡のおいしさを楽しめる「もなか」が人気。厳選された上質な小豆を砂糖で煮込み、素材の風味を生かした銘菓です。

空也(くうや)

〒104-0061 東京都中央区銀座6-7-19

https://www.wagashi.or.jp/tokyo_link/shop/0337.htm

虎斑模様の店舗限定品【とらや 赤坂店 千里の風】

京都創業ながら、東京はもちろん日本中で老舗の名店として知られるとらや。中でも、赤坂店限定の「千里の風」は、屋号の虎にちなんだ虎斑模様が特徴の特性羊羹です。

とらや赤坂店

〒107-8401 東京都港区赤坂4-9-22 とらや 赤坂店

https://www.toraya-group.co.jp/products/collections/area_product

浅草をイメージした4つの形【人形焼き 木村屋本店】

日本最古の商店街「仲見世通り」にある木村屋本店。創業以来、受け継がれてきた人形焼きは、上品な甘さが人気です。浅草の名所にちなんだ4つの形(はと・雷さま・提灯・五重塔)になっていて、風情たっぷりの銘菓となっています。

木村屋本店

〒111-0032 東京都台東区浅草2-2-14

http://www.kimura-ya.co.jp/

贈り物にもおすすめ【冨貴寄(ふきよせ) 銀座 菊廼舎(きくのや)】

明治23年に創業した菊廼舎は、100年を超える歴史を持つ老舗です。名物は、和三盆・金平糖・黒豆・結び寒天などが1つの缶に詰め込まれた「冨貴寄(ふきよせ)」。富士山や虹、小槌などの形をしていて、見た目にも美しい一品は贈答品としても人気。

銀座菊廼舎 銀座本店

〒〒104-0061 東京都中央区銀座5-9-17 あづまビル1F

https://www.ginza-kikunoya.co.jp/

まだまだあるお茶請けにおすすめの銘菓

今回ご紹介した銘菓は、お茶請けはもちろんお土産ものとしても人気の品ばかり。贈答品にもちょうどいい風呂敷を有料で用意してくれるお店もあるので、ぜひチェックしてみてください。いつものお茶に一品を添えて、自分の時間をゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか。