正月明けの疲れた胃腸に!塩分控えめ「茶がゆ」のススメ
コロナ禍も明け、年末年始は飲み会や集まりが続く日々が戻ってきそうですね。お酒や塩分の多いおせち料理が続いた後は、塩分控えめで胃腸に優しい「茶がゆ」はいかがでしょうか。
茶がゆとは
茶がゆとはその名の通り、水では無くお茶で煮詰めたおかゆのこと。奈良県や和歌山県では「おかいさん」という名で親しまれ、日頃から良く食べられている郷土料理です。「おかいさん」は煮出したほうじ茶の中に冷やごはんを入れて炊き、一般的なお粥よりさらっとした食感が特徴的です。
茶がゆのつくりかた
レシピはお米1合に対し、お茶の葉30g程度。
煮出したお茶にお米を入れ、好みのかたさになったら完成です。
もちろんそのままでもおいしい「茶がゆ」ですが、普通のお粥のように、色んな食材を入れることで違った風味を楽しめます。
茶がゆのアレンジレシピ
お餅
お正月で余ったお餅を入れることで、しっかりした主食になります。お米と一緒に入れて柔らかい食感を楽しむのもありですが、一度焼いたお餅を入れることで、お米とはまた違った食感を楽しむことができます。
さつまいも
特にほうじ茶で作った茶がゆに合うのがさつまいも。ほんのりした甘みとお茶の風味がやさしい味わいに。またさつまいもはビタミンCも豊富なので、脂っこいものを食べがちなクリスマスから年末年始に掛けて、ビタミンCを補うにはぴったりの食材と言えるでしょう。
ほうれん草
普通のお粥にも合う「ほうれん草」は、もちろん茶がゆにも合います。ほうれん草は鉄分やビタミンCが豊富。食物繊維も摂れるので、便秘解消にも役立ちます。最近は冷凍食品にもありますから、わざわざ用意しなくとも手軽に彩りがプラスできるのも嬉しいですね。
塩鮭
少し濃い味が欲しい、という時は調味料で味付けするのではなく、食材の力を借りましょう。塩鮭を入れて一緒に煮込むことで、塩味が付いて食べ応えのあるお粥になります。ほうじ茶ももちろん合いますが、緑茶にも合うのでおすすめです。
もち麦・雑穀米
またお米ももち麦や雑穀を入れることで、お米よりも少しかための食感が楽しめます。特にもち麦や雑穀米は白米よりGI値が低く、食後の血糖値の上昇が緩やかなので、糖尿秒や肥満予防にもなります。クリスマスから年末年始と脂っこく糖分の多い食事を続けていた方は、もち麦や雑穀米を主食にすることもご検討ください。
ちなみにGI値とは?
GI値とはグリセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、食後の血糖値の上昇度を示す指数です。体内の血糖値が上がると血糖値を下げるためインスリンが分泌されますが、インスリンは脂肪の合成を高め、脂肪分解を抑制するはたらきもあります。つまり血糖値が一気に上昇してインスリンが大量に放出されると、脂肪の分解につながらない→やせにくいカラダになってしまうのです。もし食べ過ぎたなと思ったら、血糖値が穏やかに上がる、GI値の低い食事をすることも意識していきましょう。
大井川茶園ではさまざまなお茶をご用意
大井川茶園では、ほうじ茶や緑茶を始め、さまざまな種類のお茶をご用意しています。お茶の楽しみ方は、飲むことはもちろん、お伝えしたように食事へのアレンジレシピも多数あります。ぜひ今回のレシピを通じて、お茶のある生活をより一層楽しんでいただけると幸いです。