熱中症のことを正しく知って、この夏を乗り切ろう!
7月になり、いよいよ夏本番!コロナも5類に移行した今年こそ、色々なところに出かけたいですよね。
ただ、この季節になると注意したいのが「熱中症」。
厚生労働省の発表によれば、2021年度の熱中症における死亡数はなんと755人。その内の8割以上が65歳以上の方々となっています。
ですが、熱中症はきちんと対策をすれば恐れることはありません。防熱と水分補給を意識して、この夏を楽しんでいきましょう。
熱中症とその仕組み
まず、熱中症はどのような病気なのか、きちんと知っておきましょう。
熱中症は高温多湿な環境に長くいることで身体の体温調節がうまくいかなくなり、身体の中に熱がこもってしまうことで、身体に不調が表れる状態のことを指します。
人間は恒温動物であるため、体温を一定に保とうとする恒常性(ホメオスタシス)という機能が備わっており、外気温が高い場合は、身体は発汗することで体温を下げようとします。これは液体が蒸発・気化する際、熱を吸収する仕組み(蒸発熱・気化熱)によるもので、皮膚を濡らす汗が気化することで体表の温度を下げる仕組みになっているのです。
しかし、湿度が高い場合、なかなか汗が気化せず、熱が籠もりやすくなってしまいます。
またうまく気化できたとしても、汗は体内の水分で生成されますから、水分が足りなくなれば発汗できず、いずれは熱が籠もったままになってしまうでしょう。
きちんと熱中症対策を
前述したように、熱中症対策とは「体温をいかに調節するか」にかかっています。
まずは防熱を
体内に熱が籠もるのを防ぐため、まずは体温を上げすぎないよう注意しましょう。日光を直接浴びるだけでも体温は上昇しますから、外出先では帽子や日傘を使用し、できれば通気性の良い衣服を選ぶことを推奨します。
また、室内であっても油断は大敵。エアコンを使用しても、窓からの日光を浴びれば体温は上がります。できれば日中は遮光カーテンやブラインド、すだれを使い、日光を直接浴びる時間をコントロールしていきましょう。
水分補給もしっかり
汗を嫌う人は少なくないかも知れませんが、汗をかかなければ体温がこもりやすく、結果熱中症になりやすくなってしまいます。そのため、きちんと汗をかいて体温が調節できるよう、水分はしっかり摂取していきましょう。
年齢や体格にもよりますが、一般的に、成人は1日2リットル以上、高齢の方は1.2リットル以上の水を飲むことが好ましいと言われています。
ただ、一気に飲むと尿として排出されてしまうため、体内の水分を適度に補充するためにも、こまめな水分補給を心がけましょう。
およそ起床時・朝食・午前中・昼食・午後・夕食・入浴前後・入眠前の8回のシーンで300ml(コップ1~2杯)の水分を飲むように心がければ、無理なく1日2リットルの水分を補充することが可能です。
水分補給にはぜひ麦茶やほうじ茶を
汗を多量にかいた時はスポーツドリンクなども有効ですが、糖分も多量に含まれているため、やはりこまめな水分補給にはミネラルも豊富に含まれているお茶が有用でしょう。カフェインには利尿作用もありますから、カフェインの少ない麦茶やほうじ茶などがオススメです。
大井川茶園では麦茶やほうじ茶のティーバッグも多数取り扱っておりますから、この機会にぜひ大井川茶園公式ネットショップをご覧ください。
参考:厚生労働省 熱中症による死亡数 人口動態統計(確定数)より