桜味をおうちで楽しむためには?


3月に入ってぐんと温かくなりましたね。こうなれば、いよいよ桜の季節です。
日本気象庁が毎年発表している「桜の開花予想」によれば、わが社のある静岡県の開花予想は3月20日とのことでした。今年は例年より早めの開花となるようですね。
桜といえば見るのはもちろん、その香りと風味はデザートや食事にアクセントを加えてくれます。材料さえあれば簡単に桜のフレーバーティーやデザートが作れますから、ぜひおうちでも楽しんでみてくださいね。

桜味って何の味?

そもそも私たちが楽しんでいる桜味とは、一体桜のどの部分から抽出されているかご存じですか?
実は、桜味とは桜に含まれる「クマリン」という成分でできています。このクマリンという成分は、生の状態ではなく、細胞が壊されることで生成されます。
桜餅の葉が塩漬けされているのも、塩漬けすることで葉の細胞が壊され、桜の風味が色濃く出るからなのです。
そんな桜の味をおうちで楽しみたいなら、桜の塩漬け桜パウダーといった手段があります。

桜の塩漬け

桜の塩漬けはその名の通り、桜の花を塩漬けしたものです。そのままお湯にいれることで桜茶としても楽しめますが、緑茶やほうじ茶などのお茶に入れることで、桜の香りとほのかな塩味のあるフレーバーティーとしても楽しめます。特に桜茶は春こそ楽しみたいお茶ですから、ぜひ普段飲んでいる緑茶などに入れて楽しまれてはいかがでしょうか。
また、お茶の様に葉っぱを乾燥させることでもクマリンが抽出されます。葉を乾燥させ、ミキサーで粉砕すればパウダーができあがりますし、より長期間保存することが可能です。季節問わず桜味が楽しみたい方はこの方法をオススメします。

桜パウダー

お茶もいいですが、やはり春と言えば、桜味のデザートも恋しいものですよね。デザートに使用するなら、やはりパウダーがよいでしょう。
ただ、せっかく桜味にするのなら、あの薄いピンク色のデザートを作りたいところです。
発色の良さを追求したい場合、やはり着色料が必要になることは覚えておきましょう。特に成分や添加物が気になる方は、成分表をよくよくチェックすることをオススメします。

おうちで楽しめる桜味

パウンドケーキやマドレーヌ、蒸しパンなどに桜パウダーを混ぜれば簡単に桜味が楽しめますが、オーブンで焼く際に桜の塩漬けをのせることで、より桜の風味豊かなデザートが味わえます。見た目も味も、春を楽しむにふさわしいデザートといえるのではないでしょうか。
また桜パウダーを少量のお湯で溶かし、温めた牛乳と混ぜれば桜ラテに。お湯ではなく、抹茶やほうじ茶のアレンジも相性抜群です。ホイップクリームやチョコレートを添えればデザートとしても楽しめるでしょう。

温かくはなったものの、まだ温かい飲み物でほっこりできる季節です。大井川茶園では抹茶やほうじ茶も多数取り扱っております。ぜひこの季節しか楽しめない味を、お茶と一緒に楽しんでみてくださいね。