冬の夜を特別な時間に変えてくれる、緑茶を使ったホットカクテル
残暑が厳しかった今年も、いよいよ温かいものが恋しい季節になってきました。お鍋やシチュー、おでんなど、食卓にも心もカラダも温まるメニューが並び始め、ちょっと一息なんてときにも、温かいものが飲みたくなってしまいますよね。そこで今回は、カラダが冷えて寝付けない夜にもぴったりな、緑茶を使ったホットカクテルをご紹介します。ウイスキーや焼酎、ウォッカやワインなど、実はさまざまなお酒と合う緑茶。食事中はもちろん、食後のリラックスタイムにもおすすめです。
和食との相性も抜群
■ウイスキー×緑茶
食事と一緒というよりは、ストレートで味を楽しむことが多いウイスキー。そのため、お酒に強い男性が飲むイメージがありますが、ウイスキーの緑茶割りは、ウイスキーのおいしさはそのままに、緑茶に含まれるグルタミン酸やアスパラギン酸など、旨み成分であるアミノ酸が合わさって、よりまろやかに飲みやすくなるほか、お出汁を使った和食との相性も抜群な一杯に変身します。
つくり方
材料:
緑茶
ウイスキー
※緑茶、ウイスキーともに好みのものでOK。分量は、ウイスキー1に対して、緑茶2~3倍量程度のお好みで。低温抽出するなど、甘みや旨みを引き出した緑茶の方がおいしく仕上がります。
- 耐熱グラスにお湯を入れ、予め温めておく
- ウイスキーをグラスの1/3~1/4ほどそそぎ、その2~3倍ほどの温かい緑茶を加える
- マドラーなどで軽くまぜればできあがり
北国の定番酒、カラダの芯から温まる
■ウォッカ×緑茶
一気に飲み干すとカラダの中から「カーッ」と熱くなるお酒といえば、ウォッカ。ロシアをはじめ、長く厳しい冬が続く北国の映画やドラマの定番シーンですよね。でも、実際は焼酎のお湯割りのように、お湯やホットミルク、コンソメスープなどを合わせ、まったりと楽しむことも多いのだそうです。そんなウォッカには、高温で少し苦めに淹れた緑茶がぴったり。ハチミツを加えるとデザート感覚でいただけます。
つくり方
材料:
緑茶
ウォッカ
はちみつ 適量
※緑茶、ウォッカともに好みのものでOK。分量は、ウォッカ1に対して、緑茶6~8倍量程度のお好みで。高温で少し苦みと渋みを引き出した緑茶の方がおいしく仕上がります。はちみつは、小さじ1程度から加減して好みの味に。
- 耐熱グラスにお湯を入れ、予め温めておく
- ウォッカをグラスの1/6~1/8程度そそぎ、その6~8倍ほどの温かい緑茶を加える
- はちみつを適量加え、マドラーなどで軽くまぜればできあがり
フルーティーさが際立つ
■ジン×緑茶
果実やハーブ、木の皮などを蒸留してつくられた、独特の風味を持つジン。冷たいカクテルのベースとして使われることも多いジンですが、実はホットもおいしいのです。日本でもクラフトビールならぬ、クラフトジンがたくさん登場しているので、同じ緑茶割りでもさまざまな味を楽しめますよ。
つくり方
材料:
緑茶
ジン
レモン輪切り 1枚
砂糖 適量
※緑茶、ジンともに好みのものでOK。分量は、ジン1に対して、緑茶2~3倍量程度のお好みで。緑茶を先にグラスに入れるとおいしく仕上がります。
- 耐熱グラスにお湯を入れ、予め温めておく
- 温かいジンをグラスの1/2~1/3程度入れ、その2~3倍ほどの緑茶をそそぐ
- 砂糖を適量加えマドラーなどで軽くまぜ、レモンの輪切りを浮かべればできあがり
<まとめ>
いかがでしたか?寒さの厳しいドイツではクリスマスマーケットが開かれるこの季節、ワインにシロップやスパイスなどを加えて温めたホットワインが登場し、クリスマスらしいデザインのマグカップを片手に、家族で乾杯するそうです。冬の寒さが厳しい北国にとって、ホットカクテルは幸せの象徴でもあるのですね。みなさんもぜひ、寒い日のひとときに、緑茶で割ったホットカクテルをお楽しみください。