5月病の予防にも。テアニンたっぷりの「新茶」を飲もう!
茶畑に美しい若葉が茂る季節がやってきました。爽やかな風が吹くこの季節、緑茶の産地で「新茶」の茶摘みがはじまります。この時を待っていましたとばかりに、生産者も緑茶ファンも心浮き立つ味わいを、今年はみなさんも楽しんでみませんか?新茶は香り高いだけでなく、医薬品やサプリメントの材料として製薬会社からも大注目のリラックス成分「テアニン」が2番茶や3番茶に比べ多く入っているのです。5月病の予防や緩和にもよいといわれる、このテアニンたっぷりな新茶を飲んで、初夏を元気に過ごしましょう!
「新茶」とその他の緑茶の違い
緑茶は、同じ茶木から採れる茶葉でも、収穫される時期によって風味も香りも違うことをご存知でしょうか?4月~5月に採摘される新茶(1番茶)からはじまり、2番茶、3番茶、そして3番茶を摘み採らずに秋口に摘採する秋冬番茶と、年に何度か時期を分けて収穫されますが、その中でも新茶は、若葉特有のすがすがしい香りが特徴で、お中元や進物としても人気です。また、苦み成分であるカテキンやカフェインも少なく、その分旨味や甘み、そして香りを楽しむことができます
医学会でも注目のリラックス成分「テアニン」がたっぷり
脳をリラックスさせる作用が注目され、近年サプリメントや医薬品に用いられている「テアニン」。不眠症や月経前症候群、高血圧といった疾患から、イライラ、不安、食欲不振、集中力の低下など、ココロとカラダのさまざまな不調の緩和や改善に役立つといわれています。実はこのテアニン、緑茶特有の成分で特に「新茶」の若芽に多く含まれているのだそうです。5月病といわれるように、環境の変化によるストレスで落ち込みやすいこの時期にも、リラックス成分であるテアニンがたっぷり含まれた新茶はぴったりなのです
「テアニン」たっぷりの新茶の淹れ方
甘みや旨味成分でもあるテアニンは、低温抽出することでそのポテンシャルを最大限に引き出すことができます。
材料:
好みの茶葉 10g
氷 適量
冷水ポット 500ml~700ml程度のもの
つくり方:
- 冷水ポットに茶葉を入れ、数回横に振って均一になるよう広げる
- 1の上に冷水ポットいっぱいになるまで氷を入れる
- 2を常温で3~4時間、もしくは冷蔵庫で一晩置き、ゆっくりと緑茶を抽出する
- 茶葉をこしてグラスに注げばできあがり
【参考HP】
<まとめ>
いかがでしたか?新茶は緑茶の中でも、もともとカテキンやカフェインが少ない茶葉ですが、氷出しをすることでさらに苦みやカフェインの抽出量が減るため、甘く旨味たっぷりな緑茶を味わうことができます。本当に緑茶なの?!と驚くほど香り豊かでフルーティーにさえ感じる味わいはお子様の飲み物としてもおすすめです。カフェインも少なく安心ですよ。茶葉によっても味わいが異なるため、産地や種類ごとに、ぜひさまざまな茶葉を試して、めくるめく新茶の世界を楽しんでみてくださいね。