緑茶はカテキンだけじゃなかった!健康パワーにすぐれた「ケルセチン配糖体」とは?
「ケルセチン配糖体」という成分をご存知でしょうか?近年、その多様な健康作用が注目され、研究者の間でも話題になっている成分です。タマネギに含まれる「血液サラサラ」成分と聞くと、身近に感じる方も多いかもしれません。実はこのケルセチン配糖体、緑茶にも含まれているのですが、ある品種により多く含まれていることが分かりました。しかも、毎日決まった回数を飲むだけで、タマネギと同じ健康作用があるというのです。そこで今回は、緑茶にもたっぷり含まれる、ケルセチン配糖体をご紹介します。
こんなにすごい、「ケルセチン配糖体」の健康作用
ケルセチン配糖体は、野菜や果物に豊富に含まれるポリフェノールです。実に多様な健康作用があることで知られ、
例えば、
・抗酸化作用
・抗炎症作用
・血流改善作用
・コレステロール値低下作用
・動脈硬化の予防作用
・血圧低下作用
・抗ガン作用
・脂質低下作用
・抗肥満作用
などがあると言われています。
ケルセチン配糖体は、ビタミンPと呼ばれるビタミン様物質の一つで、主にビタミンCを助け、血管をしなやかにするほか、活性酸素によるダメージを防ぐことができ、この作用を応用し、人々の健康を維持・改善できるようにと、日夜研究が進められています。
「ケルセチン配糖体」がたっぷりな緑茶を発見!1日3杯の緑茶で健康管理
ケルセチン配糖体は緑茶に含まれてはいるものの、カテキンほど含有量は多くないと思われてきました。しかし、ケルセチン配糖体の多い茶種があることが分かったんです。
その緑茶が
「そうふう」
「さえみどり」
一般的に飲まれることの多い茶種「やぶきた」に比べ、約2.5倍のケルセチン配糖体を含んでおり、1日3杯「そうふう」や「さえみどり」で淹れたお茶を飲むだけで、たまねぎ半個分ほどのケルセチン配糖体をとることができるそうです。緑茶には、もともと健康作用が広く知られているカテキンが多く含まれています。日々の健康維持にも緑茶は欠かせない飲み物だと言えそうです。
大井川茶園でも「さえみどり」の煎茶をお手頃価格で販売しています。ぜひこの機会にお試しください。
■大井川茶園公式通販サイト「国内産 さえみどり」
https://www.ooigawachaen.co.jp/commodity/fukamushi/15382
■参考HP:サントリーグローバルイノベーションセンター
「ケルセチン配糖体で健康の維持・増進に寄与する」
https://www.suntory.co.jp/sic/research/h_quercetin/
■参考HP:農研機構「チャ品種「そうふう」「さえみどり」は機能性成分ケルセチン配糖体が多い」
https://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/vegetea/2015/vegetea15_s23.html
<まとめ>
いかがでしたか?サプリメントや筋トレ、ウォーキングなど、さまざまな健康法が世の中には溢れていますが、忙しい毎日の中で続けられるものは意外とありません。その点、カテキンやケルセチン配糖体をはじめ、身体が喜ぶ栄養がたっぷりつまった緑茶は、食事とともに毎日手軽にいただけます。注ぐお湯の温度を変えるとカテキンを多く出せたり、カフェインを少なくできたり、シーンに合わせて自分で淹れ分けられるのも緑茶のいいところ。みなさんも私たちと一緒に、緑茶で健康習慣をはじめてみませんか?