新茶の季節は、茶葉もおいしく食べよう!
今年も新茶の季節がやってきました。あまり緑茶に詳しくなくても、「新茶」は飲んだことがあるという人も多いのではないでしょうか。初物好きな日本人ですが、新茶はただ縁起が良いと言われているだけではなく、味わいや香り、そして栄養価もすごいのです。今回は、そんな新茶を茶葉まで余すところなくいただけるレシピをご紹介します。
■新茶ってそもそも、どんなお茶?
新茶とは、寒い冬を乗り越え春に芽吹いた柔らかい新芽を加工した緑茶のこと。別名「一番茶」とも呼ばれています。フレッシュな香りと濃い旨み、茶葉の中でも飛びぬけて高い栄養分が特徴です。濃い旨みは、夏に摘み採る三番茶に比べ3倍も含まれている成分(テアニン)によって生み出されます。また、冬越しの間に蓄えた栄養分の70%が新茶で使われると言われていて、昔から八十八夜(立春から数えて八十八日目)に摘み採られた新茶を飲むと、1年間無病息災で暮らせると言い伝えられています。
■柔らかい新芽は、料理におすすめ!新茶レシピ
お茶を淹れたあとの茶殻には、まだまだ栄養成分がたっぷり。特に新芽の新茶は柔らかく、色々なレシピでおいしくいただけます。1分もかからないお手軽レシピもあるので、ぜひ新茶を味わったあとは、茶葉まで楽しんでみましょう。
・1分お手軽レシピ!「新茶のおひたし風」
材料:
・新茶の茶殻 適量
・シラス 茶殻の半量
・ポン酢 適量
新茶の茶殻を硬くしぼってボールに入れ、そこへ茶殻の半量くらいのシラスとポン酢をいれまぜればできあがり!ポン酢の代わりに、酢味噌やマヨネーズ、醤油などでもおいしくいただけます。
・そのまままぜるだけ!「香り豊かな新茶のまぜごはん」
材料:(4人分)
・米 2合
・もち米 半合
・酒 大さじ2
・塩 ひとつまみ
・昆布(10cm角) 1枚
・水 適量(いつもの2合半分)
・新茶 10g
・ゴマ塩 適量
米、もち米は水洗いし、ザルに上げて30分ほどおく。炊飯器に米ともち米、酒、塩を入れ、2合半の目盛りまで水を入れたら最後に昆布を入れ炊飯する。ご飯が炊きあがったら、新茶の茶葉を加えサックリと切るようにまぜ合わせる。茶碗によそい、お好みでゴマ塩をふりかける。一緒に炊いた昆布を細かく切ってまぜ合わせてもおいしくいただけます。
・バジルよりハマる!?「新茶のチャノベーゼ」
材料:(2人分)
・新茶 30g
・お湯 1/2カップ
【A】
・松の実もしくは、カシューナッツ 25g
・ニンニク 1片
・オリーブオイル 1カップ
・塩 15g
・パルメザンチーズ 適量
・パスタ 200g
新茶の茶葉をお湯で10分ほど蒸らす。蒸らした茶葉と【A】の材料をミキサーなどにすべて入れ粉砕する。ゆで上がったパスタとまぜあわせ、最後にお好みでパルメザンチーズをかければできあがり。お茶の香りをより楽しむには、パスタは1.4ミリくらいの細いものがおすすめです。
<まとめ>
いかがでしたか?新茶はフレッシュさを楽しめるだけでなく、香りや味わい、そして栄養分までもこの時期だからこその特別さがあるんです。お茶として味わったあとは、ぜひ茶葉にもトライしてみてください。今回ご紹介したもの以外にも、和洋、さまざまなレシピがあるので、検索してみてくださいね。