集中したい時も、リラックスしたい時も
あらゆるシーンで活躍する、緑茶成分「テアニン」って何?


すっきり目を覚ましたい時にはコーヒーを、食事中や甘いお菓子と一緒には緑茶を、就寝前のリラックスタイムには白湯やホットミルクをと、用途別に飲み物を分けている人も多いのではないでしょうか?でもその実、どのシーンにも緑茶はおすすめなんです。秘密の鍵は、緑茶に含まれる「テアニン」という成分。テアニンがあらゆるシーンで私たちをバックアップしてくれると言うのです。今回は、そんな緑茶の驚きの成分「テアニン」とその効能をご紹介します。

緑茶に含まれる成分「テアニン」って何?

食物の中でも特に緑茶に多く含まれるアミノ酸の一種です。緑茶にはさまざまなアミノ酸が含まれていますが、その半分以上がテアニンと言われ、お茶を甘いと感じる旨み成分でもあります。このテアニン、実は脳の神経細胞を保護する働きがあることで知られ、その結果、人に与えるさまざまな効能に注目が集まっています。

・緑茶成分「テアニン」のここが凄い! その1

集中力がアップする

脳内にα波が多く出ているリラックス状態の時、人の集中力は向上すると言われています。テアニンはこのα波を引き出し、集中力をアップさせることができるそうです。

・緑茶成分「テアニン」のここが凄い! その2

睡眠の質を改善する

人は脳や体の状態により睡眠の質が変化します。深く質の良い睡眠に必要なのもリラックス。その1と同様、テアニンによって脳にα波が増えると、ゆったりとした眠りにつくことができるようです。

・緑茶成分「テアニン」のここが凄い! その3

認知機能が向上する

集中力だけでなく、注意力や判断力など脳の認知パフォーマンスを向上させるとも言われています。カフェインと組合せるとさらに能力が発揮できるという研究結果もあるため、緑茶は勉強や仕事中の飲み物としてもぴったりですね。

・緑茶成分「テアニン」のここが凄い! その4

免疫力がアップする

免疫力は、激しい運動や過剰なストレスがかかった時などに低下すると言われています。脳をリラックスさせる作用のあるテアニンは、免疫力が高い状態を維持することができ、風邪や病気を予防することができるそうです。

・緑茶成分「テアニン」のここが凄い! その5

血圧上昇を抑制する

ストレスがかかった状態でテアニンを摂取すると、怒りや苛立ちといった興奮状態の脳を落ち着かせる作用が働き、血圧の上昇が抑えられると言われています。

まとめ

いかがでしたか? テアニンの効能を見てみると、いかに脳のリラックスと身体的、精神的なパフォーマンスとの結びつきが深いか分かりますよね。勉強や仕事に集中できることと、リラックスすることは相反するように感じますが、実は同じα波が関係しているといった発見も驚きでした。上質な眠りは、健康にも繋がります。毎日忙しく、日々戦っているような状態の中で意識的に緑茶を飲むことは、手軽にできる心と身体のメンテナンスといえるかもしれませんね。みなさんもぜひ、生活の中に緑茶を取り入れてみてくださいね。