麦茶が夏の体に嬉しい理由とは?


暑い季節がやってきましたね。この時期よく飲まれるお茶といえば麦茶です。香ばしい香りとすっきりとした味が暑い夏にぴったりですよね。ところで毎年何気なく口にしている麦茶ですが、なぜ「夏に飲む」というイメージがあるのでしょうか?麦茶の特徴と、麦茶が夏によく飲まれる理由をご紹介したいと思います。

麦茶ってどんなお茶?

麦茶は大麦の種を焙煎し、それを煎じた飲み物のこと。「茶」と名前がついていますが、厳密には茶の葉から作られたわけではありません。日本では茶の葉以外でも葉や種子を湯に入れて成分を抽出した飲み物を「茶」と呼ぶ習慣があります。麦茶はその昔「麦湯(むぎゆ)」とも呼ばれていたようです。

なぜ「夏には麦茶」なの?

・体を冷やしてくれる

暑い夏。特に日本の夏は湿度が高く、じめじめとして体に熱がこもりやすくなりますね。麦茶の原料である大麦には体を冷やす働きがあります。冷たい麦茶を飲むと何となくすっきりとして爽快感があるのはそのおかげなのかもしれませんね。

・ミネラル分を補ってくれる

夏は汗をかきやすい季節でもあります。汗をかくと水分と一緒に体の中のミネラル分も排出されてしまいます。ミネラルとはマグネシウム、リン、カリウムなどのことで、人間の体に必要不可欠なものです。

たとえばマグネシウムは丈夫な骨を作ったり、高血圧を予防したりする働きがあるといわれています。またリンは神経や筋肉の機能を正常に保つ働きが、カリウムにはナトリウムの排泄を促し、高血圧の予防やむくみの解消に効果があると言われています。
麦茶にはそれらがたくさん含まれており、汗をかきやすい夏の体に嬉しい飲み物なのです。

・カフェインゼロで体にやさしい

麦茶にはカフェインが含まれていません。
夏は暑さのため眠りが浅くなったり食欲不振になったり、体調を崩しがちになる方も多いのではないでしょうか。麦茶ならカフェインによる体への影響を気にせず、ごくごく飲むことができそうですね。
カフェインが含まれていないため赤ちゃんから妊婦さん、高齢者の方までどなたでも安心して飲むことができるというのも麦茶の魅力です。

まとめ

夏においしい麦茶。おいしいだけでなく、このように夏の体に嬉しい理由があるのです。多くの人に飲まれているのは自然と体が欲している証拠かもしれません。これからの季節ますます冷たい麦茶がおいしく感じられそうです。
ただし、暑いからといって冷たいものを大量に飲むと体を冷やし過ぎたりおなかを壊したりする可能性もあります。冷えたものを飲むときは少しずつ飲むのがおすすめですよ。

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