驚きの茶葉もあり!世界の高級茶
日本茶の中でも高級とされる「玉露」。丁寧に淹れられたお茶は、まるで昆布茶のような甘みと旨みがあり、飲む人を驚かせます。その分お値段も高く、特別な時だけ手にするという方が多いのも事実。ところが、世界にはもっとびっくりする高級なお茶があるんです。そこで今回は、一生に一度飲めたらラッキー!?な、世界の高級茶をご紹介します。
なかなかお目にかかれない、世界の高級茶とは?
その昔、お茶は大変な高級品でした。数多く栽培されるようになり、日々の生活に欠かせない飲み物となりましたが、今でもとても高価なお茶が存在します。マイホームが買えてしまうようなものから、意外な素材のものまで、驚きの茶葉の正体とは?
・世界一の高値がついたこともある「大紅袍(だいこうほう)」
数万円(100g)
中国福建省北部にある世界遺産、武夷山(ぶいさん)の岩場でつくられるウーロン茶の一種。4本ほどしかない樹齢1000年を超える茶木から採れる茶葉を使用するため、生産量もわずかで、幻のお茶ともいわれています。業界内では、かつて20g 287万円で売買されたことで有名です。実はこのお茶、本来は市場に出すものではなかったようで、「売ってほしい」としつこく食い下がる人を追い払うために高値を提示したところ、売れてしまったというお話。現在、生産はされていないものの、枝木で育てた孫やひ孫の木の茶葉は100g3000円くらいから購入できるものもあります。
・茶葉につく蛾の幼虫の糞からつくった「虫糞茶(ちゅうふんちゃ)」
約86万円(100g)
特定の植物だけを食べる蛾の幼虫の糞を使ったもので、植物の種類によって味や香りも異なります。もともとミャオ族が飲んでいたものが評判になり、飲まれる地域が広がっていきました。幼虫が茶葉を食べ消化していく過程で、茶葉の旨みや善玉菌が増えるといわれ、健康茶としても飲まれています。
・パンダの糞を肥料に使った「パンダ茶」
約60万円(100g)
笹の葉をおいしそうに食べるパンダの姿は可愛いですね。そんなパンダの糞を肥料にした高級茶が中国四川省で栽培されています。価格は1杯なんと2万5千円!パンダの糞には、体内で吸収されなかった笹の栄養がたっぷりはいっているため、それが茶葉に影響するのでは?と生産者は期待しているそうです。
・つぎ足し7回でもまだ美味しい!「鉄観音(てっかんのん)」
約3万7千円(100g)
半発酵されたウーロン茶の一種。中国や台湾で生産されていますが、味わいもさることながら、その黄金色のお茶の色や芳醇な香りがお茶好きを虜にしています。
※茶葉の値段は一例です。日々変動しており、時期や種類によって値段が異なります。
まとめ
いかがでしたか?味わいや香りもさることながら、生産量が少なかったり、生産が難しかったりなど、その希少性が値段を跳ね上げているようですね。もし飲めたらラッキー!?な世界の高級茶。ぜひ旅行の際には探してみてくださいね。
そして、手軽に美味しい高級茶を楽しみたくなったら、やっぱり日本茶の「玉露」がおすすめです。まろやかでうまみが詰まった上品な味わいが、工場直送のお手軽価格で気軽にお楽しみいただけます。ぜひご自宅でお楽しみください。
大井川茶園の深蒸し茶 玉露(100gクラフトアルミ袋入り) 静岡県産
1,140円(税別)