年末年始のギフトにお茶をおすすめする3つの理由


12月に入り、今年もあと残すところあとわずかとなりました。もうすぐやってくる年末年始、帰省土産やお世話になった人のへちょっとしたお礼の品として、日本茶を贈りたいと思う方もいるのではないでしょうか?年末年始のギフトにお茶をおすすめする3つの理由をご紹介します。


お茶は縁起がいいもの

お茶は実は縁起がいいものだということをご存知でしたか?お正月のギフトにはぴったりです。

 「お芽出たい」

摘んでも摘んでも芽が出てくるお茶の木。そのため「お芽出たい」といわれ、お祝い事によく使われます。

長寿を願う意味がある

「茶寿」をご存知でしょうか?長寿を祝う言葉に喜寿、米寿などがありますが、そういった長寿のお祝い事のひとつです。「茶」の漢字を分解してみると、まず上の草冠は、昔は漢字の「十」を横に2つ並べたような形「十十」と書いたそうです。その下の部分を分解すると「八十八」になります。つまり「10+10+88」で108。このことから、茶寿とは108歳のお祝いのことをいいます。
茶寿のお祝いにはお茶を贈ることもあるようで、こうしたことからお茶の贈り物は長寿を願う意味も込められているそうです。

お正月には縁起のいい「大福茶」を

京都を中心とした関西地方でお正月によく飲まれている大福茶。「だいふくちゃ」とも「おおぶくちゃ」とも読みます。名前からしてとても縁起がいいですね!一年の無病息災を願ってお正月に飲まれるお茶で、京都では、梅干しや結び昆布などを入れて飲まれるようです。お茶の種類はその家やお茶屋さんによって違い、煎茶、番茶、玄米茶とさまざま。
起源は平安時代、京都に疫病が流行ったときに、空也上人がお茶を人々に施して、疫病をおさめたことから、と言われています。

2、相手の健康を気遣う

このブログでもたびたび紹介していますが、お茶には様々な健康効果があるといわれています。ダイエット効果や抗酸化作用で有名なカテキン、お肌にいいビタミンCなどが含まれ、アトピーや花粉症にもよいといわれています。1年間の健康に感謝する意味と、来年の健康を願ってお茶を贈るというのも喜ばれそうですね。

3、賞味期限が長く、保管もしやすい

贈られる相手のことを考えると、ばたばたと忙しい年末年始の時期、お客様や届くギフトの量も多い場合もあるかもしれません。生ものや冷凍保存が必要なものだと贈られる相手の手を煩わせることになります。その点でもお茶は優秀です。賞味期限が長く、封を開けなければ特別な保存が必要ないので、受け取り手にとってはその配慮はありがたいものです。

贈り物に日本茶はタブー?

ただし、日本茶を贈るときに気をつけなければいけないこともあります。それは贈り物には日本茶はタブーとする考え方です。日本茶、特に緑茶が昔から弔事に使われてきたことと関係があります。

お茶は弔事によく使われる

香典返しにはお茶が使われることが多いですし、葬式の会食などで出されるお茶は必ずといっていいほど緑茶です。
お茶は仏教と深い関わりがあるとされていて、そこから「仏事にはお茶」というイメージが定着したとされています。
また、お茶は日常生活の中で自然と飲むことが多く、いつの間にかなくなってしまう消耗品。いつまでも寂しさを長引かせないため香典返しの品はお茶などの消えものがよいとされているため、お茶ギフト=弔事を連想する人も少なくないのでしょう。

では日本茶は弔事のときにしか贈ってはいけないものなのでしょうか?いいえ、そんなことはありません!最近は弔事を連想させないおしゃれなパッケージのものも多いので、お茶ギフトはいろんな場面で幅広く使うことができます。日本人の毎日に欠かせない日本茶はむしろギフトとして大変人気があるのです。

まとめ

いかがでしたか?確かに、弔事に使われるお茶は贈り物にはタブーという話はよく聞きます。贈る相手の考え方にもよりますので失礼のないようにするのがよいでしょう。
しかし、縁起がよく健康にもいいお茶はやはりギフトとしておすすめ。この年末年始はお茶を贈り物に選んでみるのはいかがでしょうか?
明るい色やモダンなデザインのパッケージを選ぶと年末年始により一層ふさわしくなると思います。最近は贈答品もバリエーション豊富なので、相手の好みに合わせて選ぶのも楽しくなりそうですね。