夏は日本茶とお茶菓子でおもてなし

夏休みにお盆と、お客様をお迎えすることも多いこの季節。珈琲にケーキもいいけれど、今年の夏は、涼やかな日本茶とお茶菓子でおもてなしをしてみませんか？季節感溢れる和菓子やフルーツたっぷりな洋菓子など、お茶の種類によってお茶菓子を変えるとよりセンスのよいおもてなしになりますよ。

和菓子だけじゃない、
洋菓子にもぴったりな日本茶

緑茶を代表とする日本茶に合うお茶菓子というと、和菓子を連想することが多いかと思いますが、実はケーキや焼き菓子など、洋菓子にも日本茶は合うんです。お茶の種類によって相性の良いものをご紹介します。

煎茶に合うお茶菓子

茶葉の豊かな風味をしっかりと感じられる煎茶には、どっしりとした甘味のある小豆を使った、羊羹やどら焼きがおすすめです。口に残る深い甘みはすっきりとした苦みのある煎茶とよく合います。

くき茶に合うお茶菓子

さっぱりとした後味のくき茶は、和菓子・洋菓子問わず、さまざまな茶菓子とマッチ。中でも試してほしいものが、生クリームたっぷりの洋菓子。ロールケーキやシュークリーム、濃厚なアイスクリームなど、和と洋の風味が絶妙にマッチします。

ほうじ茶に合うお茶菓子

ほうじ茶も和菓子から洋菓子まで意外と何でもよく合います。酸味を含んだ季節のフルーツやレーズン、イチヂク、アプリコットなどのドライフルーツもぴったり。ナッツとドライフルーツをたっぷり使ったパウンドケーキもおすすめです。また、ほうじ茶はミルクとの相性も良いので、冷たいミルクと蜂蜜を用意して、ほうじ茶ラテにしても喜ばれます。

伝統的な夏の和菓子

四季を大切にしてきた日本には、芸術作品とも呼べる季節ごとの美しい伝統の和菓子があります。日本茶と、見た目にも涼やかな和菓子でちょっと贅沢なおもてなしをしてみませんか？

竹流し水ようかん

竹筒の中に水ようかんを流し入れた、夏のお茶菓子。竹からつるんと飛び出す瑞々しい水ようかんは、なんとも涼しげ。関西では、夏のお中元やおもたせとしてもよく贈られます。

若あゆ

鮎を象った京都の夏の代表的なお菓子。煎餅風の少し硬めの生地とカステラ風の生地との2種類があり、中には求肥や餡が入っています。

寒天菓子

和菓子屋さんがそれぞれオリジナルのデザインで夏を彩る寒天菓子。寒天の中に、金魚や水の波紋、夏の花々などが浮かびます。同じモチーフでもお店によって見た目が異なるので、和菓子屋めぐりをしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたか？日本茶には、夏バテを防いだり解消したりする栄養素も入っているので、おもてなしに限らず、夏の水分補給としてもぴったりです。和菓子の世界は意外と奥深く、近所にあるお店をめぐるだけでも、ワクワクするような素敵な茶菓子に出会えることがよくあります。今年の夏は、ぜひ日本茶に合うお茶菓子を探しに出かけてみませんか？