お茶漬けがよりおいしくなるお茶の選び方


日本人が昔から愛して止まないお茶漬け。鯛やフグといった高級なものもあり、専門店は行列ができるほどの人気ぶりです。そんなお茶漬けも、お茶の種類を選ぶともっとおいしくなるってご存知でしたか?今回は、お茶漬けの具材に合わせたお茶の選び方をご紹介します。

 あっさりした具材には

お漬物や塩昆布、ちりめん山椒など、あっさりとした定番の具材には、ほうじ茶や玄米茶、普段使いの煎茶がおすすめです。お茶として主張しすぎることがないので、具材の味もお米の味も引き立たせます。玄米茶は、玄米の香ばしさがプラスされて、食欲のない時にもぴったりです。

ほうじ茶、玄米茶、煎茶(普段使いの物)によく合う具材

  • 野菜の漬物
  • たくあん
  • 梅干し
  • 塩昆布
  • ちりめん山椒
  • 塩鮭
  • わさび
  • のり
  • 明太子
  • たらこ
  • イカの塩辛
  • 干物 など

こってりした具材には

ひつまぶしで知られる鰻のかば焼きや、天ぷらなどの揚げ物、鯛やフグ、まぐろといった魚の漬けなど、こってりとしたものや油を含むものには、玉露や高級煎茶など、甘味や旨味の強い高級茶がおすすめです。しっかりと濃い味わいのお茶は、具材のこってり感や油っぽさを和らげるだけでなく、具材とのコラボレーションで別料理へと変身させます。

玉露、高級煎茶によく合う具材

  • 鰻のかば焼き
  • 天ぷら
  • カツ
  • 鶏の唐揚げ
  • イクラの醤油漬け
  • 刺身の漬け
  • 魚のなめろうほか

 

お家で簡単!お茶漬けレシピ

簡単なのにとってもおいしい!お家で食べたい、お茶漬けレシピをご紹介します。

食欲のない時に最適!玄米茶を使った鯵の干物茶漬け

材料(一人分):

  • ごはん   1膳弱
  • 鯵の干物  小1匹
  • 玄米茶   150ml
  • 醤油    小さじ1
  • みつ葉   1本
  • 白ごま   小さじ1
  • わさび   適量

作り方:

  1. 鯵の干物を焼き、ほぐして醤油で味をつける。
  2. みつ葉は細かく刻んでおく。
  3. お茶碗にごはんをよそい、1の鯵とみつ葉、白ごまをのせる。
  4. 3の鯵の上から熱々の玄米茶をかけ、最後にわさびをそえる。

ツンとくるのがやめられない!煎茶(普段使い)を使ったわさび茶漬け

材料(一人分):

  • ごはん   1膳弱
  • 根わさび  1/2本
  • ※なければ、市販の物でもOK
  • 煎茶    150ml
  • 刻みのり  少々
  • ぶぶあられ 少々
  • 醤油    小さじ1

作り方:

  1.  根わさびは、たわしで皮がうっすらなくなるまでしっかりこすり、汚れを洗い流す。その後、水分を拭き取って、鮫皮などでおろす。(普通のおろし金でもOK)
  2. お茶碗にごはんをよそい、1のわさびをたっぷりとのせ、醤油を回しかける。
  3.  2に濃いめに入れた熱々の煎茶をかけ、最後に刻みのりとぶぶあられを入れる。

天ぷらをした翌日の朝ごはんにも!・玉露を使った天ぷら茶漬け

材料(一人分):

  • ごはん  1膳弱
  • 天ぷら  お好みで色々
  • 玉露   150ml
  • 塩    少々
  • わさび  適量

作り方:

  1.  お茶碗にごはんをよそい、お好みの天ぷらをのせる。(天ぷらは冷めた残りものでOK)
  2. 1に塩をまぶし、天ぷらの上から熱々の玉露をそそぐ。
  3. 最後にわさびをそえる。
まとめ

いかがでしたか?夏に向け、お茶漬けがより恋しくなるこの季節。食欲がないとき、小腹が空いたとき、時間のない朝になど、少しお茶にこだわって、おいしいお茶漬けを楽しんでくださいね。