緑茶を飲んで、健康寿命で長生きしよう!


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今、歯と健康寿命の関係が少しずつ明らかになってきています。最近の研究では、80歳を超えても自身の歯でしっかりと租借しているお年寄りは、脳の機能も衰えることなく、足腰も元気に暮らしている確率が高いことが分かってきました。では、どうすれば歯の健康を保てるのか、今回は、知って得する、歯の健康とお茶の意外な関係をご紹介します。

世界各地で緑茶と歯の関係について
良好な研究結果が続々!

緑茶で口をすすぐ実験や、緑茶を毎日飲む人と飲まない人の違い、緑茶エキスの入ったキャンディーの摂取実験など、世界中で緑茶を使った口腔衛生にまつわる様々な実験が行われています。どれも、良好な結果が出ているだけでなく、あるアメリカの大学では、緑茶エキスが口腔がんの進行を遅らせたという結果も出ているほど、緑茶と歯及び口腔内の健康との結びつきに注目が集まっているんです。では実際、緑茶の何が良い影響を与えているのか詳しく見ていきましょう。

カテキンが虫歯を防ぐ!

緑茶に多く含まれているカテキンは、細菌やウィルスをやっつけるとても強い抗菌・抗ウィルス作用があります。虫歯は、ミュータンス連鎖球菌などの細菌によって感染するため、この細菌の増殖をいかに抑えるかが虫歯予防につながりますが、まさに緑茶に多く含まれるカテキンはこの細菌をやっつけてくれる頼もしい物質。緑茶の中でも、煎茶に多いと言われ、食後に緑茶を飲んだり、緑茶で口をすすいだりすることで、虫歯予防の効果が期待できます。

ポリフェノールが歯周病を防ぐ!

歯周病の原因ともされている歯垢は、歯磨きを充分にしていても防ぐことは難しいと言われています。そのため、歯医者さんでの定期的な歯垢除去が大切ですが、緑茶に含まれるポリフェノールは、なんと、この歯垢の付着を防いでくれるんです。食事と一緒に緑茶を飲んだり、歯磨きの後に緑茶でしっかりとすすぐことで、歯周病を予防することができます。

フッ素が強い歯をつくる!

あまり知られていない緑茶の成分にフッ素があります。そう、歯磨き粉の成分としても有名な歯を固くし虫歯になりにくくしてくれるフッ素です。フッ素が添加されている歯磨きは、泡が切れるまですすいでしまうと効果も薄くなってしまうと言われていますが、緑茶であればフッ素をより長く歯に浸透させることができ、虫歯予防にも繋がります。

フラボノイドで息きれいに!

お口爽やか系のミントガムでもおなじみのフラボノイドも、口腔衛生を保つお茶成分の一つ。強い殺菌作用のほか、口臭の元となる物質とフラボノイドが化学反応を起こすことによって消臭効果があると言われています。

(まとめ)

歯の健康は一日にしてならず、毎日の積み重ねが大事だからこそ、生活習慣の中で虫歯予防や歯周病予防ができたら嬉しいですよね。その点、緑茶はとても続けやすい簡単でしかも美味しい予防法と言えるのではないでしょうか。食事の際の飲み物を緑茶に変えたり、歯磨きの際のすすぎ水を緑茶にするだけなので、めんどくさがり屋さんでもきっと続けられますよ!