お茶パワーでスリムな夏を迎えよう!


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春から夏へ。だんだん汗をかくほどの気温になってきましたね。着る物も長袖から半袖へ。肌の露出も多くなり、気になる部分のお肉も隠せなくなってくる季節。周りの目が気になって、ソワソワしている人も多いのではないでしょうか?そんな人におすすめなのが緑茶。緑茶には、「体脂肪を減らす」とうたわれるトクホのお茶があるように、脂質の代謝を改善させる作用があるんです。夏までにはまだ間に合う!緑茶をゴクゴク飲んで、スリムなボディーを手に入れましょう!

脂肪を減らす、お茶の有効成分

緑茶を飲むことがなぜ脂肪を減らすことに繋がるのか。その鍵は緑茶に含まれるある成分にあります。それが、カテキンです。

活性酸素を除去する抗酸化作用で知られるカテキンですが、さまざまな実験結果により、脂肪をつきにくくする成分であることが分かりました。例えば、ラードを30%含む高脂肪食にカテキンを1%混合した餌をラットに4週間または10週間与え、糞中脂質および血中脂質への影響を調べたところ、カテキンの摂取は、糞の排泄量には影響を与えませんでしたが、糞中の脂質重量を有意に増加させました。これにより、カテキンを摂取すると脂質の吸収が抑えられ、排泄物と一緒に脂質が体の外に出る効果があることが分かりました。また、カテキンには脂肪を燃焼させる効果があることも分かっているため、食事や運動にお茶をうまく取り入れることで、脂肪を減少させることができそうです。

運動や食事前にお茶を飲んで中性脂肪を効果的に下げる!

さて、脂肪を減らすにはどのようにお茶を飲むと効果的なのでしょうか?

ここで大切になってくるのが、お茶を飲んでから体内でカテキンが働き出すまでの時間です。それがおよそ30分。運動や食事をする30分前にお茶を飲むことで、脂肪がより燃焼しやすくなったり、脂肪の吸収を抑えられたりするようになります。通勤、通学といったちょっとした運動の前に飲むのも効果的。食事の場合は、時間が経ってから腸で脂肪が吸収されますので、食後にもお茶を飲むことをおすすめします。

急須で淹れるとポリフェノールの量が1.4倍に

平成11年8月から平成12年2月にかけて、京都府消費生活科学センターで行った『ポリフェノール含有食品比較テスト結果』によると、急須で淹れた煎茶(緑茶)に含まれるポリフェノール(カテキン含む)量が、ペットボトル入り緑茶飲料に比べて、平均すると約1.4倍も多いことが分かりました。その他、茶カテキン量は2.5倍、旨みや甘みを感じさせるアミノ酸は5倍と、いずれも急須で淹れた緑茶の方が多い結果となりました。少し手間はかかりますが、急須で淹れると味わい的にも健康的にも良さそうです。

(まとめ)

無理なダイエットと意気込む前に、日々の暮らしの中にお茶をぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?今までと同じ暮らしをしているだけなのに、脂肪が燃えやすくなったり、脂肪を吸収しにくくなったり、お茶はいいことづくめです。ぜひ、ひと手間急須で淹れて、お茶の味も楽しみながら脂肪とサヨナラしてくださいね!

参考HP:お茶のおいしさと健康を科学する三井農林の研究プロジェクト

http://www.mitsui-norin.co.jp/ochalabo/