捨てるなんてもったいない!茶殻活用術


aa65cef3b2f1be76ac68eca5f2948cd9_s

日本人が大好きな緑茶。お家では、急須を使ってゆったり緑茶を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?でも緑茶をいただくと、必ず残る茶殻。みなさんはどうしていますか?茶殻は抗菌効果や消臭効果があるだけでなく、料理や美容にも使えるすぐれもの。日常のさまざまなシーンで大活躍してくれます。だからお茶を飲むだけなんて、もったいない!今回は茶殻を再利用する、昔ながらの生活の知恵や最新活用術をご紹介します。

色々使える乾燥茶殻の作り方

水分を含む茶殻は腐りやすいので、まずは、乾燥茶殻をつくりましょう!茶殻の水気をよくきり、新聞紙やザルの上に広げて天日干しで十分に乾燥させます。乾燥を早めたい場合は、電子レンジで30秒ほど加熱してから乾燥させてもOK!

茶殻には嬉しい効果がいっぱい

抗菌効果

緑茶は、腸管に感染するコレラ菌、赤痢菌、チフス菌、呼吸器に感染する百日咳菌、肺炎マイコプラズマ、食中毒を起こす腸炎ビブリオ、サルモネラ、黄色ブドウ球菌、また水虫を起こす白癬菌、胃十二指腸潰瘍の原因菌とされるヘリコバクター・ピロリ、溶血性尿毒症症候群を起こす腸管出血性大腸菌O157、さらに多くの抗生物質が効かないMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、ペニシリン耐性肺炎球菌など、多くの細菌や真菌(かび)に対して抗菌効果あり!

消臭効果

緑茶カテキン類には、部屋の匂いの原因物質であるアンモニア臭や、合板等の建材から発生するホルムアルデヒドなどのアルデヒド臭を消す消臭効果あり!

栄養がたっぷり

緑茶の葉の中には栄養分として炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。茶成分の多くは水に溶けないので、ビタミンCやミネラル以外の栄養分は茶殻に残ったままでもったいない!

参考資料:公益財団法人世界緑茶協会 http://www.o-cha.net/

茶殻のお得活用術!

茶殻を使って毎日をもっと楽しく!

お風呂に茶殻を入れて美肌をGET

美肌を作るビタミンC、お肌の老化を防ぐカテキン、リラックス効果のあるテアニンなど茶殻には入浴タイムを楽しくしてくれる成分がいっぱい。茶殻をガーゼに包み顔や肌をなでるようにマッサージすると血行がよくなりお肌がすべすべになります。

料理にも茶殻が大活躍

脂溶性であるビタミンEや不溶性のビタミンAなどお茶には溶けださない成分はそのまま食べて吸収しよう!

<茶殻レシピ>

茶殻ふりかけ

乾燥茶殻を粗くすりつぶし、塩、ごま、鰹節とまぜる。

茶殻たまご

卵と茶殻を一緒に茹でると、卵特有の生臭さを取り除く効果あり。

茶殻玉子焼き

玉子焼きの材料に乾燥茶殻を入れるだけ。お茶の緑と香りが楽しめる玉子焼きに。

お肉の煮込み料理に少量入れれば臭み消しに。

★安心安全なお掃除アイテム

  • 湿った茶殻で鏡をふくとくもり止めに。
  • 湿った茶殻でシンクや蛇口を磨くとピカピカに。さらに抗菌効果も抜群。
  • 湿った茶殻でまな板をこすると天然の抗菌剤に。
  • 湿った茶殻でふき掃除をすると家全体の除菌に。
  • 鉄瓶や鉄鍋を片付ける時、湿った茶葉でひとふきするとさび防止に。

★消臭効果も抜群

  • 茶殻をレンジでチンすると、レンジ内の消臭に。
  • 乾燥茶殻をガーゼに包み、置くだけで消臭剤に。

★家庭菜園にも使える

  • 茶殻に残ったタンパク質や繊維が、天然の肥料に。
  • 茶殻を撒くだけで、天然の虫よけに。

まとめ

お茶を飲むたびに出る茶殻。もったいないと思いつつ、捨ててしまっていた人も多いかと思います。乾燥させるのが手間な人は、湿ったままお掃除や煮込み料理の臭み消しとして使うこともできますので、ぜひぜひ余すところなく、緑茶を楽しんでくださいね。