マタニティでもティータイムを楽しもう!


妊娠中のカフェイン摂取はよくないと言われていますが、たまにはお茶でホッと一息つきたい時もありますよね。それに、カフェインにはイライラなどストレスを緩和してくれる働きがあるため、そんな心を穏やかにする効果にもあやかりたいもの。今回は、妊婦さんでも楽しめるお茶の飲み方をご紹介。食事やお菓子と一緒に美味しいお茶もいただける、素敵なマタニティライフをご提案します。

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緑茶には体を助ける栄養素がたくさん!

カフェインが比較的多いとされている緑茶ですが、摂取量に気を付けていれば体にいい作用をもたらしてくれることも。例えば緑茶には、胎児の細胞分裂や産後の成長を助ける亜鉛が豊富で、殺菌作用や体の抵抗力を高めてくれるカテキンやビタミンCも多く含まれています。このように、お茶には赤ちゃんやママを助けてくれるいいところもあるんです。

 緑茶の種類別カフェイン含有量(100mlあたり)

・玉露 160㎎

・抹茶 30㎎

・煎茶 20㎎

・ほうじ茶 20㎎

・番茶 10㎎

・玄米茶 10㎎

 普段はあまり飲むことが少ない高級な玉露にはカフェインがたっぷり。一番茶・二番茶といった茶期によって大差はありませんが、カテキンやアミノ酸(テアニン)と同様に若い芽に多く含まれるため、玉露がダントツトップに。逆に食事と一緒に摂ることの多い番茶や玄米茶は玉露の12分の1とカフェインの量はとても少な目。10㎎くらいであれば、安心してお茶を楽しめますね。

 ★番茶・玄米茶のおいしい淹れ方★

  1. 急須に茶葉を入れる。2人分で約5g(ティースプーン3杯)が目安。
  2. 湯冷ましをせず95℃くらいの熱めのお湯をそそぐ。
  3. 15~30秒くらい蒸す。
  4. 濃さが均一になるように、湯呑に少しずつ順番に回しいれ、最後の一滴まで注ぐ。

 さらっとした味や香りが特徴の番茶や玄米茶は、高温のお湯で淹れてその味わいを楽しみましょう。浸出時間が長いと苦みばかりが目立つようになるため、多めのお湯でさっと淹れるのがポイント!

 ★お茶以外の気になるあの飲み物のカフェイン含有量★

コーヒー(ドリップ)150ml 100㎎

コーヒー(インスタント)150ml 65㎎

ココア 150ml 50㎎

栄養ドリンク(カフェイン入り)100ml 50㎎

コーラ 350ml 45㎎

紅茶 150ml 30㎎

ウーロン茶 150ml 30㎎

 コーヒーの含有量が意外と多いのが分かりますね。妊娠中は、ストレートで飲むよりもカフェオレやミルクティーなどにして、摂取量を抑える工夫もしてみてはいかがでしょうか?

 世界の妊婦さんとカフェイン事情&1日の安心摂取量を教えて!

世界でも妊婦さんのカフェイン摂取量は制限されています。多くの国では1日300㎎とされていて、イギリスでは200㎎と基準より少なめ。世界保健機構(WHO)では、1日にコーヒー3杯~4杯となっていて、神経質になりすぎるほど、制限されていないことが分かります。

ということで1日1~2杯なら飲んでも大丈夫!赤ちゃんのことを考えると、毎日の食べ物や飲み物、嗜好品にも精一杯の注意を払いたいものですが、神経質になりすぎて、ママがストレスをためこんでしまうようでは本末転倒。カフェインはまったくとってはいけないものではないので、摂取量を守りながら、美味しくいただきましょう。

 ※今回、カフェイン含有量などの数値は以下の情報も参考にさせていただきました。

内閣府/食品安全委員会 食品中のカフェイン https://www.fsc.go.jp/sonota/factsheets/caffeine.pdf

子育てハック http://192abc.com/

お茶百科 http://ocha.tv/components_and_health/benefits_greentea/caffeine/

 

(まとめ)

食事の時、おやつの時、家事のあとホッと一息つきたい時など、日本人の心を和ませてくれるお茶。妊娠中、不安やイライラでいっぱいになった心もじんわり温めてくれます。赤ちゃんも大事、でもママの心も大事。あまり神経質になりすぎずに、妊娠中も楽しいティータイムを過ごしてくださいね。