【日本茶をもっと楽しむために】日本茶と相性の良い和菓子をご紹介します!!


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お茶を美味しくいただくためには、お菓子の存在が欠かせません。茶道では、濃茶には主菓子(練切・羊羹・饅頭・餅菓子・金団など)、薄茶には干菓子(落雁・有平糖・金平糖・煎餅など)という組み合わせが基本です。現代ではあえて逆の組み合わせで出すことも珍しくないようですが、何事もセオリーを知っていて損はないはず!今回は、日本茶と相性が良いとされる和菓子をご紹介します。

練切-ねりきり

白あんに求肥(蒸す、またはゆでた白玉粉や餅米の粉に砂糖や水飴を加えて練ったもの)やツクネイモを混ぜて練った生菓子。上品な甘みや、なめらかな味わいを堪能するためには、抹茶・煎茶・玉露と組み合わせるのが良いとされています。

羊羹-ようかん

羊羹に合うお茶の定番と言えば、煎茶。濃厚な甘味を持つ練り羊羹には、渋みとコクのあるお茶が良いとされています。また、芽茶・抹茶などもおススメ。ちなみに、煎茶はフルーツのムースやかぼちゃのプリンとの相性も抜群です。

最中-もなか

最中のしっかりした甘味には、濃いお茶が向いています。相性が良いのは、玄米茶・抹茶・煎茶など。余談ですが、香ばしい風味が特徴の玄米茶は、たい焼きやマフィン・マドレーヌなどとの組み合わせも良いとされています。

干菓子-ひがし

茶席で薄茶(抹茶の点て方(練り方)のひとつ。抹茶粉末を少なくして薄く点てたお茶)のお茶請けとして出されるのが、この干菓子。砂糖やあめによる強い甘みの干菓子と相性が良いのは、抹茶、玉露、上級煎茶など。さっぱりといただくことができます。

醤油煎餅-しょうゆせんべい

香ばしい煎餅と言えば、やはり番茶。その他、ほうじ茶や玄米茶なども定番とされています。さっぱりとした口当たりのお茶と醤油煎餅の組み合わせは、とまらない美味しさがありますね。番茶は中華風クッキーなどとも相性が良いようです。

いかがでしたか?今回は代表的な和菓子をピックアップしましたが、和菓子の種類はまだまだたくさんあります。甘納豆・あられ・おはぎ・カステラ(元々は西洋のものですが日本で独自の進化を遂げたことで和菓子として扱われています)・かりんとう・どらやき……、数え上げればきりがありません。興味をお持ちの方は、それぞれの特徴に合うお茶を探してみてはいかがでしょう?