【究極の紅茶の淹れ方!!】英国王立化学協会、有名ブランドが推奨する紅茶の淹れ方をご紹介します。
世界中に愛好家がいる紅茶ですが、あなたは美味しい淹れ方をご存知でしょうか?本場イギリスでは、ミルクティーを作る際(ロイヤルミルクティーではなく、一般的なミルクティー)に紅茶を淹れてからミルクを注ぐか、あるいはミルクを入れてから紅茶を淹れるか、ずっと論争が続いていたのだとか。こだわる人は、とことんこだわるようです。今回は、イギリス内外の専門家が集った王室お墨付きの組織である「英国王立化学協会」と、有名ブランド2社が発表している紅茶の淹れ方をご紹介します!
英国王立化学協会が推奨する紅茶の淹れ方
- やかんに軟水を注ぎ、火にかける。時間・水・火力などを無駄にせず、適量を。
- 湯を沸かしている間、ポットに4分の1水を入れ、電子レンジで温める。
- やかんの湯が沸くのと同時に、加熱したポットから湯を捨てる。
- カップ1杯あたりティースプーン1杯の茶葉をポットに入れる。
- 沸騰しているやかんにポットを持っていき、茶葉めがけて勢いよく注ぐ。
- 3分間蒸らす。長すぎるとタンニンが多くなり、後味が悪くなる。
- カップは大き目が理想的。
- ミルクを先に注ぎ、後からストレーナーで紅茶を注ぐ。
- 砂糖はお好みで適量を。
- 飲みごろの温度は60~65度。温度が高いと下品にすすって飲むことに。
トワイニング社の9ヵ条
- 良質の茶葉、できれば徳製品を。1人当たりティースプーン1杯半、ポットのためにもう1杯。当社の注意書きに従うこと。茶葉は密封容器に保存すること。
- やかんに新しい水を入れ、沸騰させること。
- 沸騰を確認したら、すぐに火を止めること。
- ポットをあらかじめ温めておく。陶磁器のポットがおすすめ。金属製品は微妙な香りを損なってしまう。
- ポットをやかんの方に持っていき、そこで注ぐ。
- 3~5分蒸らし、注ぐ前に軽くかき回す。
- 室温のミルクを先にカップに入れ、紅茶を注ぐ。この方が紅茶とよく混ざる。
- 特製茶の種類によってはブラックティーの方が楽しめる。レモンを使用する場合は、搾り出さないこと。紅茶の味を薄めてしまう。
- 30分以上ポットにいれたままのものは捨て、新しく淹れなおすこと。
ジャクソン社の9ヵ条
- 茶葉は必ず密封容器に入れること。
- 湯は沸かしたてのものを使う。
- 沸かしすぎた湯や、二度・三度沸かし直したものを使ってはいけない。気の抜けた茶になってしまう。
- ポットは温めておく。
- ポットに湯を注ぐ時はやかんの方にポットを持っていき、移動によって湯の温度が下がらないように。
- 茶葉は1人あたりティースプーン1杯、ポットのためにもう1杯。
- 蒸らす時間は3分。茶葉は大きい時はこれよりも長く。
- 砂糖は好みによって入れる。
- ミルクはコクのあるインドティーや、強いセイロンティーの場合に。レモンは中国の紅茶に合う。
いかがでしたか?皆さんは、皆さんもぜひこだわって紅茶を入れてみてください。きっと日常が豊かになることでしょう。余談ですが、「ミルクが先か、紅茶が先か」の問題は、英国王立化学協会の発表で「ミルクが先」と一応の決着を見たそうですよ!